第22章 第21セット
*優side*
及「休憩ー」
あぁ、、、。休憩なんだ、、、行かなきゃ、、、
でも、ゴメン。
私ここから動けそうにないや。
こんな弱ってるとこ、みんなに見せらんない。
頑張ってるみんなに心配かけらんない。
私がもっと強かったら、
鋼の心を持っていたら、
冷たくされただけで泣かなくて済んだだろうに。
ごめん。
弱くてごめんね。
今だけ。
今だけでいいから、涙を流すのを許して。
もう少ししたらいつもの笑顔で「おつかれさま」って伝えに行くから。
ゆっくり近づく足音。
溝「優。平気か。」
溝口くん、、、。
溝「買出し。いけるか?」
下を向きながら小さく頷く。
溝「んじゃ頼むな。ゆっくりでいいから。
練習終わるまでには戻ってこいよ。」
溝口くん、気づいてたんだ、、、。
また、迷惑かけちゃった、、、。
でも、ありがと。