第4章 第3セット
*優side*
いつも通り一たちが自主練を終え、私が戸締まりをして3年生ズのみんなで帰る。
いつも通りの賑やかで落ち着く空間。
でもそこに私の声は聞こえてこない。
みんなといるのが楽しくて笑顔になるもののなにか違う。
ちょっとだけモヤモヤする。
最終的に一と徹と3人で並んで帰る。
2人の家のほうが手前なんだけど
いつも私の家まで一緒に来てくれて、中に入るのを見届けてから2人は自分の家に帰る。
私はその2人に手を降る。
いつものことだけどやっぱり優しいなー。なんて。
ガチャ
家に入るとお母さんが心配してくれて
学校でしてたのと同じように紙に
《全然大丈夫だったよ!心配しないで♪》
と書いた。