第21章 第20セット
*優side*
合宿2日目。
マネズは朝ごはんを作るために選手たちより早く起きて食堂へと向かった。
下準備はできてるから後は簡単に調理するだけ。
パン派とご飯派で丁度半分くらいに分かれるから、パン派の為にサラダとベーコンエッグとスープを用意する。
ご飯派には、野菜炒めに肉じゃがにお味噌汁とその他もろもろw
時間になるので寝ている選手たちを起こし、走りに行った選手を呼び戻す。
ちなみに徹と一以外の選手は寝てマシタ。
二人の昔から変わらない習慣。
、、、いいなぁ、なんて。
朝ごはんを済ませ、ネットやモップ掛け、ボトルの準備にとりかかる。
ここだけはどうしてもマネだけじゃ足りないから選手にも手伝ってもらう。
ランニングから始まり、体操、ストレッチ、フライング、ダッシュ、、、アップを終えたらパスといつも通りに練習は進んだ。
お昼も済ませ、午後練に入ろうとしていた。
体育館に向かおうとすると、柴崎さんに声をかけられた。
柴「優ちゃん!一緒にボトル作りに行かない?」
やっぱり柴崎さんのことまだ好きにはなれなかったけど、よく仕事してくれてるし、マネとしては信頼していた。
コクンと頷くと満足そうに笑って歩き始めた。
この時気づくべきだったんだ、、、
そのすぐ先に、絶望が待っていると、、、、、、