第18章 第17セット
*優side*
今日のお昼は確かに気まずかった。
でもそれ以上に
怖かった。
徹達が私の傍から離れていってしまわないか、、、
私なんかより柴崎さんのほうが可愛いし好かれるだろう。
今日の朝のことだってそう。
もう、分けわかんないよ、、、
色々考えていると明日からも来ていい?なんて言ってる。
あぁ。嫌だ。来ないで。
私の大切な人を盗らないで。
離れて行かないでッ、、、
独りにしないでッ、、、
俯いて堪えているとグイッと肩を引き寄せられた。
及「優?
怖がらなくていい。
もし、柴崎ちゃん達がココに割り込んできても、俺達は優の傍から離れないよ。
俺達を信じて?」ボソッ
徹。
あなたはいつも私を見てくれてるね。
いつもはふざけてるフリしてるくせに。
そんなあなただから好きだったのかな?
私の欲しい言葉をくれて、
ありがとう。
そう思って笑顔を向けたら赤面されて
少しわちゃわちゃしたあとまた無言でお昼を食べ
残りの授業と掃除をとっとこすませ部活に直行した。