第18章 第17セット
*優side*
昼休みになって、屋上へ向かおうと準備をする。
徹と行こうと思ったけど、監督に呼ばれてしまった。
及「優!ごめん。呼ばれちゃった!先に屋上行ってる?」
《待ってる》
そう書くと嬉しそうに笑ってからすぐ戻るね!と言って職員室へ走っていった。
何して待ってよーかなって考えてたら
柴「優ちゃん!バレー部の人達っていつも屋上でお昼食べてるの?」
柴崎さんに声をかけられた。
一に聞けばいいのに、、、
そう思いながらも《そうだよ》って答えたら
柴「私達も行っていいかな?」
そう聞かれた。
正直来てほしくなんかない。
私の落ち着ける場所を奪わないでほしい。
でも、、、そんなこと言える訳ない。
どうしよう、、、
なんて言おう、、、
本音と建前がごちゃごちゃになってきた時
及「優!お待たせっ!」ハァハァ
徹が帰ってきた。
柴「あ、及川くん!私達も一緒に食べていいかな?」
及「、、、好きにしたら?」
いつもの徹にしたらかなり素っ気ない対応。
及「行こう。優」
少しポカンとしてる柴崎さんを放って徹は私の手をとり屋上と向かった。
柴「なんで、あの子ばっかりッ、、、」