第17章 第16セット
*国見side*
男2「く、国見ッ、、、」
焦る2年のセンパイ方
優「ッ、、、」
しゃがんで怯えたように震えながら俺を見る優さん。
男1「なん、で、お前がっ!」
「優さんが戻ってくるのいつもより遅かったんで様子見に来たんですよ。
優さん、立てますか?」
俺が優さんを庇ったのが気に入らなかったのか突っかかってこようとするセンパイ。
男2「な、お前!優先輩側なのかよ!!」
はぁ、、、何言ってんの、この人
「当たり前じゃないですか。俺、あの人あんまり好きじゃないんで」
男2「っんだと!?」
「別に手出しても構わないですけど、ケータイにさっきのセンパイ方の会話録音してあるんで。
頭のいい先輩方ならどーゆうことか、分かりますよね?」
男1「、、、ックソッ」
そう言って去って行った。
あんな人達に構ってる暇ないのに、、、
「優さん?」
殻に閉じ籠もるみたいにぎゅっと縮こまって動かない。
微かに震えてるし、呼吸も荒い。
「優さん?優さん!!顔上げてください!落ち着いて呼吸して!」
俺の声は届いてない。