第15章 第14セット
*優side*
大会が終わってから一週間が経った。
あれから私と一は部活のこと以外ほとんど話をしていない。
そして一の隣には
学年で一番可愛い柴崎奏(しばさきかな)ちゃんがいつもいるようになった。
一も珍しく笑顔を見せていた。
一が笑顔を見せてくれる女子は私だけだったのに、、、。
挙句、クラスの男子に
男「なあ、優!お前岩泉と別れたのか?」
なんて聞かれてしまった。
混乱する私。
友「あんた何言ってんの!?」
男「いや、だって岩泉に同じこと聞いたら『うっせぇ』って言って黙ったから、そうなのかなーって、、、」
あぁ、、、。
ほんとに私は、、、
もういらないのか、、、