第15章 第14セット
及「優起きた?ミーティング行くよ」
コクンと頷き、徹とミーティング室へ向かう。
みんなもう揃っていて、私たちが最後だった。
入「やっと来たか!それじゃあ始めるぞ。」
指定された席に座り、始まったミーティング。
労いの言葉をもらったあと、
入「早速本題だが、3年生。今後のことについて考えてきたか?
春高まで残る者はこの場に残り、受験に専念する者はミーティング室から出て構わん。」
そう言うと3年生の半分がミーティング室から出て行った。
残った3年生の中にはもちろん徹、一、一静、貴大がいた。
入「今いる3年は後悔しないな?」
及「しません。ここでやめたほうがきっと後悔します。」
そう言った目はとても真剣で、他の3人も同じだった。
私だって、後輩マネに教え残したことが山ほどある。
それに、もっとみんなのバレーを近くで見たい。
後悔なんて、、、しない。