第9章 第8セット
*優side*
そんなふうに考えてたら、一が徹に同じことを聞いていた。
岩「つーか、こんな序盤の特に動きのないタイミングでタイムとって、気づいた事に気付かれたんじゃねぇの?」
及「いいのいいの!むしろ気づいてくれたほうがいい
。こっちがあの合図に気付いたことが分かれば、多少なりとも飛雄は、焦る。」
うん。今まで通り性格悪いねー。ハハハー
それから細かなことを確認してタイムが終わる。
試合が再開して貴大がスパイクを決める。
勇太郎のサーブ。
及「さぁ、仕掛けていこうか。金田一、狙うとこわかってるよね?」
金「ハイ!」
打たれたボールは烏野のエースが弾き、青城の得点。
そして、2本目も同じ所。
わざと飛雄が抜けるところを狙う。
試合は進み、点数は4ー8で青城のリード
ここで徹が前衛に上がってくる。
いま前衛にいる貴大、一静、徹の三人は全員180cm超。相当なプレッシャーだ。
だんだん飛雄が焦ってきてる。
そのせいでツーアタックの動作が読まれ徹にブロックされる。
及「焦ってる時のツーほど、止めやすいものはないよねぇ」
落ち着け飛雄。一人で戦わないでっ、、、