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【ヘタリア】突然現れた味音痴【攻男主】

第7章 旅行編



一通り部屋の中を見終わったのだろう、パタパタと小走りで此方に向かって来たアル。

「ねぇ!まだ夜ごはんには時間があるんだろう?温泉行きたい!露天風呂!」

確か夜ご飯の晩御飯はたしか6時半から9時までだったはず、今の時間は5時20分。大丈夫そうだ。

「まだ時間あるしね!あ、折角だし浴衣着て行こうよ!」

「さっき色々開けてみた時にそこのクローゼットに浴衣入ってたぞ!取ってくるね!」

「サイズは俺と直人が”中”でアルは”大”だな」

「もう!失礼だぞ!アーサー!」

アルが浴衣を持ってきてるという事で俺とアーサーは待っている間に服を脱いでいることにした。アルはアーサーに言われた通りのサイズにするみたいだ、俺はあんまり背が高い訳でもないし、ムキムキでもないから中で大丈夫だろう(分かってるけど泣きたい)、アーサーとアルはそこまで身長は変わらない筈なんだけど横幅が……いやいやいや!アルがデb…ゲフンゲフン、ガッチリしてるって事だから…って何俺1人でツッコミしてんだろ。
ん?……何気に、2人の裸見るの初めてじゃない?うっわ、意識したらなんかドキドキして来た‼︎

俺の頭の中が暴走していると、アルはお目当のサイズがあったようでちゃんと浴衣を着るときの帯も持ってきてくれた。

「浴衣の着方は分かる?」

「分かるぞ!日本の家に泊まりに行った時に教えてもらったからね!」

「そっか、じゃあ着がえよ!脱いだ服はクローゼットの中に掛けれる所があると思うから其処に入れてね」

「分かった」

「オーケー!」

……自然に自然に…チラッと2人の身体を見てみる。
………えっ、絶望した。2人とも何その体…えろ…。

上半身全裸の2人の身体は凄い…綺麗だった。
まずはアーサー。the.細身って感じの体格だけれど、ちゃんと筋肉もついてて細マッチョって感じだ。あんまり筋肉がつかないって言ってたけど……頑張ったのかな…?
次はアル。…ちょっと。
メタボとか嘘やん‼︎‼︎…あ、驚きすぎて関西弁になっちゃった。ちょっと待ってよ!何そのいかにもモテそうな身体は‼︎あんなに食べてるのになんなの⁉︎
アルの身体はガッチリしているけれど腰はちゃんと締まっていて腹筋も綺麗に割れている。
(それに対して俺は…………)


「鍛えようかな………」

ぽつりと2人には聞こえない音量で呟いた。
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