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【ヘタリア】突然現れた味音痴【攻男主】

第7章 旅行編



「わぁー!凄いおっきいね!この遊園地!」

俺たちはちゃんと朝に起きれ(アルは物凄く眠そうだった)荷物の確認をきっちりチェックしてから車に詰め込み山梨へ出発した。
(どっちが助手席に乗るか2人は言い争ってたけど、俺がどっちも後ろに乗るように言ったら案外納得してくれた)
今から向かう遊園地の場所をナビの言う事を聞きながら、高速を運転していたがやっぱりアルは寝不足だったみたいで高速道路に乗るくらいの前から眠りに付いてしまっていた。
高速道路を出て少し経った後にアルが目を覚ました声が聞こえ「丁度よかった。もう少しで着くよ」と伝え、ナビに従い運転して少し経った後、目当ての遊園地に着く。
駐車場に停め、車を降りるとやっぱり人気の遊園地なだけあって平日でも結構人がいる事が分かる。
降りた瞬間歓声を上げてはしゃぐアルに良かった、と思いながらバックだけを持ち車にロックをかける。

「平日に来て良かったかもね、平日でもけっこーみんないるし土日とかもっと凄いと思うから」

「確かにそうだな」

「なお!アーサー!早く行こうよ!」

早くアトラクションに乗りたいのかアーサーと俺の手をつかんで引っ張る。
それにつられて俺も笑顔になりアーサーはアルに手を握られた手を見ながらアルに見えない角度で密かに微笑んでいた。
そのアーサーを見てしまった俺は「別に隠さなくても良いのに」と心の中で呟きながらなんか微笑ましくなり一層テンションが上がってくる。

そして入口の所でフリーパス、大人を3人分購入し2人に手渡す。ちゃんとアルには無くさないようにと付け加えて。
中に入ると流石人気の遊園地なだけあって最新のアトラクションや王道のアトラクション様々いっぱいある。
でも、まず俺たちは「あれか……」というように一斉にそこに釘付けになる。
”絶凶 戦慄迷宮”
名前からしてやばい。行列の出来ているそこは物凄い雰囲気を醸し出していて。リタイアしてきたお客さんなのか青ざめて大泣きしている大の大人の人がチラチラ見える。
(………ここ、本当にヤバいんじゃ……
少しここのホームページ見たけど、本当にやばいらしいんだよなぁ…アル行くって良いそう)

「アル?今俺たちが見てるのがすっごい怖いお化け屋敷だよ
俺も正直すっごい怖いから入りたくないし…それに、他の最新アトラクションもいっぱいあるからそれに乗ろうよ!」
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