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黒子のバスケ 君のために

第4章 第4Q


「それではこれから誠凛高校対海常高校の練習試合を始めます」

やっと今から始まる

最初から出たかったなぁ

涼太をコテンパンに出来るのに…

リ「ちゃんと結衣ちゃんは出してあげるわよ」

出たかった様子がわかったのか私にリコ先輩が言ってきた

中学からライセンスは持ってたとはいえ男子とは戦ったことがない

「キセキの世代」とはやったけど…

選手が並び始めた

審判の人はキョロキョロしてる

あぁ…黒子が見つからないのか

「誠凛早く5人整列して下さい」

やっぱりそうか…

「あの…います5人 」

「…おおぇ!!?」

やっぱり海常の人凄いびっくりしてる

でもたぶんまだなめられてるはずだから

初っ端から本気出すのが一番かな

あっ試合に出るまではノートに選手の情報とか書かないと

私はノートに海常の選手の能力値をまず書いた

リ「結衣ちゃんもわかるの?」

たぶん能力値のことだと思う

「リコ先輩ほどではないですが大体わかります」

リ「これは去年の情報?」

リコ先輩は私が書いていた隣のページを指をさして聞いてきた

「はい。部室にあったビデオを観さしてもらいました」

流石強豪校と私はビデオを観たとき思った

今年は涼太がいるから去年よりも強いだろうけど

リ「結衣ちゃん…勝てると思う?」

「火神と黒子を信じるしかないですよ」

勝てるかどうかはわからない

フィジカルは完全に誠凛は負けている

でも二人を信じるしかない

そして試合を見るとちょうど黒子が笠松先輩からボールを奪っていた

笠松先輩はドリブルする黒子を追う

やっぱり黒子遅いなぁ

でも隣には火神がいる

笠松先輩が黒子に追いついたとき黒子は火神にパスをだした

そしてそのまま火神は強烈なダンクをした

あっさっき見たけどあのゴール、ボルト錆びてたけどゴール壊れないかなぁ

そんな予感が的中し火神の手にはゴールがあった
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