• テキストサイズ

分からなくても伝われば

第11章 病院


「帰ろう」

「うん、帰ろう」

 おお、ついに帰る気になったか。よしよし、帰れ帰れ。私は別に見舞いに来てもらったって嬉しくないからな。本心から一人でゲームしてる方が楽しいって思ってるからな。

「さよーならー」

 笑顔で手を振る私に、二人は怪訝な顔をした。

「なんで聖星ちゃんそんなに嬉しそうなの」

「別に嬉しそうなんかじゃありませんよ」

 相葉さんひどいです。私は超嬉しいですよ。でもそんなこと言ったら相葉さん怒っちゃうじゃないですか。だからわざわざ秘密にしてあげてるんですよ。
 私の性格を知ったうえで言ってくださいね。私の性格はかなり悪いですから。ええ。
 自負しておりますとも。だって私性格悪いもん。
/ 81ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp