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分からなくても伝われば

第3章 不具合発生


「むかつく」

 むかつくと言われても……二宮さん、私は一般人なのです。アイドルが暴言を吐くでない。
 あ、でもこんなことを言うと嵐の絶大な大いなるファンに『は? お前こそあたしたちの神である嵐の皆様になんというご無礼をしてるっていうの。まじで死ねこのゴミカス』とか言われるに決まってるな。
 ゴミカスと言われて黙っていられる私ではないから、もっとややこしいことになるだろうに。
 ややこしいことと面倒なことは嫌いなんだぞ、私。

「そうですか」

 そう言ってみると、二宮さん面白くなさそうにしてきました。おい、言い返してほしかったのかよ。

「とりあえず、私は満足しているわけでもありませんので。私はあなたたちに感謝しなければいけないなんていう義務を背負っていないので感謝はしません。以上です」

「やっぱむかつく」

 わわ。ちょ、二宮さん顔近いです。わーまつげ長ーいきれーお人形さんみたーい。……じゃねーよ。
 ってか、マジギレしてない?
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