第2章 chapter2 dream,world
こうして俺らは城内へ入ったのだが
『ここの城、ゴミ一つ無いな』
「よくぞお気づきになられました、女王陛下は潔癖症なので毎日掃除をしております」
『そうなのですか?(何かあったら使えそうだなニャリ』
「あ、そろそろ陛下の居られる場所に着きますぞ!」
『なんだ、意外と短かったな』
「まあ、長いと疲れちゃうしね!」
「さてと、ここの扉で御座います」
目の前には、大きなハートの扉があった
『大きいな…』
「そりゃあ、そうですとも!城だから!」
(コンコン
「はい」
ドアをノックすると中から声がした
「陛下!新たな子を連れて参りました」
「宜しい、入りなさい」
そう言うとドアが開いた
目をまっすぐ見るとそこには確かにおばさんみたいな人が居た
「お主が新たな奴か?」
『はい、そうです』
「宜しい、妾はここの女王クィーンじゃ!お主はクィーンと呼んで良いぞ?」
『えっ?そんな良いのですか?…』
「妾が決めたから良いのじゃ!あと、敬語も無くすのじゃ!」
『えっ、分かりました…あ!…分かった…』
「フフフフ、面白い奴じゃの」
『あ、ありがとう』
「そう言えば、お主…この後どうするのじゃ?」
『まだ、見てないところがあるからそこに行こうかな?』
「そうなのか!では、またいつでも来るが良いぞ!」
『うん!分かった!じゃあね!』
そう言って俺らはまた、街を探検した