第4章 王様闘う
「シン様…後、後ですね…」
「ああ」
「本当はいまシン様が考えてたこと
わかってます、よ
その…えぇと
わたし
その
わからないほど
子供じゃ
あっ
ありませんから!!」
酒を飲んでたときよりも赤い顔をして
強い瞳で俺に
「女にこれ以上言わせる気ですか」
なんて言われたら
踏みとどまれる男などいるのだろうか
俺は無理だ
「そうだな
君は…子供じゃ、ない」
もういいんだ
思うまま
「やめてって言っても
止めてあげられそうにない」
-壊されるならシン様がいい-
覇王
完 全 敗 北