第3章 王様 我を見失う
ヤム「王よ。今ざっと調べてみましたが怪しい魔術の類いも見付かりませんでした
傷も、擦り傷
深い傷もなく命に関わるものもありません。直に目覚めるかと
ご安心を」
(そりゃそうさ
と言うかもう起きてます…)
シン「擦り傷…?
ヨナは一体どんな襲撃にあったんだ…?
外で引きずり回されたのか
妙な敵だな…
他に傷は無いんだな?」
ヤム「えぇ、あ
あると言えば
ありますが…これはあまり関係ないかと…」
シン「どんなことでもいい。
話してくれ」
ヤム「背中とふくらはぎに
虫刺されが2ヶ所
ありました」
シン「…可哀想に」
(もう…やめてください…)