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君が好きだから

第1章 君との出会い


 私、浅野静香。ちょっと人見知りな高校2年生です。
 今日はなんと、転校先の学校に初めて足を踏み入れる日なんです……!!
 うううぅ、楽しみだけど緊張するよ。私は妙に短い赤チェックのスカートに焦げ茶のブレザーを着て、校門の前でお母さんと立っていた。

「お、お母さん、ついてきてよおぉ~」

「何言ってるの、静香。高校生にもなって……」

 白いスーツ姿のお母さんに呆れられる。そ、そんなこと言われても、だって!
 ぷう、と頬を膨らませると「やめなさい」と嫌がられた。ひ、ひどい。お母さんのばか。
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