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今日もあなたと【短編集】

第2章 入院編〜火神大我〜



「…怖…かった…ぐすっ…もう…会えないかと…思った…」

まだすすり泣きながら、一生懸命喋る。

「会えないなんてことあるわけねーだろ。
俺はここにいる。」

まだ震えているそいつを抱き寄せて、
お互いの温もりを、存在を感じる。

「でも、あんまり無茶ばっかすんなよ?
お前が居なくなったら、
悲しむ奴はたくさん居んだから。」

「そう…だね…」

そいつは頷くと、
俺の胸から顔をあげて、
俺の顔を見上げた。


「…大我は…私が居なくなったら…
悲しい?」
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