第20章 サバイバル演習
暗雲が立ちこめる演習場。
今にも不気味な音楽が流れてきそうな忌々しい空間をわたしは無視し、さっさとカカシさんの後を追ってサスケ達のいるところへ向かうと
「ごーっかく」
丁度カカシ先生が彼らに合格を言い渡しているところだった。
「お前等が初めてだ。いままでは俺のいうことを素直に聞くぼんくらどもばかりだったからな。忍者は裏の裏を読むべし。忍者の世界で、ルールや掟を破る奴はくず呼ばわりされる。けどな、仲間を大切にしない奴はそれ以上のくずだ」
うんうん。カカシさんは良いこというよねぇ。
憧れちゃうよ。
あ、嘘じゃないからね。本音ですよ、本音。
「うぅっ、…ぐず……なん、か…かっこいい…う…」
おお!ナルトに褒められてるよ、良かったねカカシさん。
てかナルト、泣くなよ。
忍者になれて嬉しいのはわかるけどさ。
「ふっ」
お、サスケも嬉しそう。
うんうんよかったねぇ。
まったくもって原作通りでわたしは安心したよ。
うんうん。
うし、今日の夕飯は豪華にしてあげよう。
*
おまけ会話↓
「よし、これにて演習終わり!全員合格第七班は明日から任務開始だ!」
「はーい」
「てゆーかカカシさん。わたしってどういう役ですか?今日なんにもしなかったんですけど」
「あー。……ま、ミユキはそこにいればいいんじゃない?」
「暇です」
「じゃあ俺のお手伝い」
「いやです」
「…そんな即答しなくても…」
「(ぶっほw)嘘ですよ」
カカシさん真に受けすぎだし笑