第19章 原作開始
ついにきた。
このときが。
今日はとても大事な日だ。
今日は木の葉に新しい忍が生まれる日。
そう、
今日はアカデミー卒業試験の日
とどのつまり
原作開始の日だ。
とかいいつつ、今日、何もする気はない。
別に死の危険とかないし、ナルトが強くなるために今日の出来事は必要だろうし。
今日は卒業試験に合格できなかったナルトが、封印の書という国的に大事な書物を、ミズキという先生にそそのかされて盗むのだ。
その書物に書かれているのが影分身の術。
ナルトはそれを習得する。
あんなに分身の術できなかったのに影分身の術はたった数時間練習しただけでできるようになる。
…すげぇな、ナルトよ。
と、まあそんなわけでわたしは何もしない。
「はぁ、これからめんどくさくなるんだろうなぁ」
木の上に座り、ぶらぶらと足を揺らしながら、そんなことをつぶやく。
あー、やだなぁ。
見る分には危険とか楽しかったけどさぁ、実際体験するとなるとねー。
長生きしたいから戦争起こさないようにしないといけないんだけど。
イタチ兄さんとの約束、サスケを頼む、ってやつも果たしたいから、これからサスケが居るところにはついて行きたいしなぁ。
ふぅ
頑張りますかね。