第2章 上陸。NARUTOの世界。
さてと。
これからどーすっかな。
わたしが前の世界で読んだ物語では、こういう時、転生した主人公は「好きなキャラを死なせたくないっ!」とかいって、原作を変えていくことが多い。
でもぶっちゃけ面倒くさい。
だって、原作思い出して、先回りして、解決法考えて、とかそんなの面倒くさいじゃん。
頭使うのは性に合わないし。
それに、わたしは結構原作が好きだったりする。
特に少年時代。サスケがどんどんほだされていくのがすごい好き。
あと、イタチ。彼、ほんといい人だよね。
現実にいたら、ぜひぜひお知り合いになりたい。
あれ?イタチ、いるのかな?
あーいてほしい。楽しみだなー。
ああ。
でも我愛羅の過去は気に入らないな。
日常的に命を狙われているあげく、親しい人に裏切られるんだもんな。
わたしだったら耐えられない。
まあ。
ひと一人簡単に殺せてしまう我愛羅がわたしは好きなわけだけれど。
その彼が消えてしまうかもしれない、とは思うが、我愛羅が裏切られるのをとめるためには、わたしのささいな思いなど、無視できる。
そんなわけで、なるべく展開を変えたくはない。
ここは彼らの世界であってわたしの世界じゃない。
死ぬわけにはいかないけど、壊すのはいかん。
いかんいかん、いかん。
・・・・
うん。
ま、もっとこの世界で過ごしてから、決めることは決めれば良いよね。