第7章 メンバーの気持ち*光side*
愛「光くん。荷物、少し持つよ。」
東京に着いて事務所に向かってる最中、愛湖が言った。
光「はっ?女子に荷物持たせられるわけないじゃん!」
愛「だって…手、痛いんでしょ?ほら、私、荷物少ないし遠慮しないでよ。」
そう言って俺の荷物を半分持ってくれた。
光「サンキュ。」
どんだけ気が利くんだ、この子は。
俺の手の事なんか、とっくに忘れてると思ってたけど。
愛「帰ったら手当てしないとね。一人でできるの?」
光「こんなの日常茶飯事だし…慣れてっから。」
愛「そう?練習しなきゃだろうけど、休める時は手も休めてあげないとね?」
光「うん。」
何だろう…この気持ちは。