第6章 地方公演
部屋に入って荷物を置くなり、涼介くんは打ち合わせに行ってしまった。
今は家とは環境が違うから、一人は余計に寂しい。
一人の時間はJUMPのライブDVDを観て過ごした。
愛「この人たちが私の側にいるなんて…。」
改めて夢のような話だと思えた。
─ガチャッ
涼「遅くなった!起きててくれたんだ?」
愛「うん!涼介くん、疲れてる。お風呂沸いてるから、入って?」
涼「めっちゃ気が利く!ありがと!」
入浴を済ませ、ベッドにぐったりの涼介くん。
愛「お疲れ様。」
私が入浴を済ませて上がった頃には、涼介くんは眠っていた。
そっと布団を掛けて寝顔を見てた。