第1章 コンサートからの奇跡
コンサートも終盤に差しかかった頃、メンバーはステージから離れ通路へ散らばり、それぞれの位置でバラードを歌い始めた。
私の目の前には綺麗な顔をした男の子。
愛「ねぇ、舞。この人…名前何だっけ?」
舞「山田涼介くんだよ!カッコイイね!」
愛「うん…。」
私が見とれて凝視していたせいか、その山田くんと目が合った。
ファンサービスってやつか、山田くんは私に笑顔を向けてくれた。
愛「///」
舞「愛湖?大丈夫?」
愛「う、うん。」
舞「山田くんに惚れたかw」
愛「わかんない…。」