第1章 コンサートからの奇跡
それからどれくらい時間が経っただろう。
何度も『もう大丈夫です。』って言ったけど、その度にフラつくので山田くんに止められた。
愛「もう帰らないと…。山田くん、貴重なお時間取らせてホントにごめんなさい!」
涼「俺は全然構わないんだけど…ホントに大丈夫?」
愛「はい!」
涼「んー…心配だから送ってく!」
愛「え?い、いいですよ!」
涼「いや、送るよ。行こっ!」
スゴイ展開part2!
バレたらまずくないでしょうか?
涼「キョロキョロしすぎw」
愛「だって…。」
涼「大丈夫だって。」
そっと私の手を取り、握ってくれた。