第1章 コンサートからの奇跡
涼「ってコトで、連絡先教えて?」
愛「私はいいんですけど…皆さんは私なんかに教えても大丈夫なんですか?」
涼「皆、愛湖ちゃんを信用しちゃったんだよ。あの短い時間でね。」
愛「皆さん、いい人すぎます!」
山田くんと連絡先を交換した。
涼「コンサート中さ、目が合ったよね?」
愛「合ったような気がします。でも、山田くんは色んな子と目が合いますよね?」
涼「うん。でも愛湖ちゃんは他の子と違う感じがして印象に残った。」
愛「それって、私がボーっと見てたから逆に目立ったとか…?」
涼「それもあるかもw でも何つーか…気になった。だから倒れてるのが愛湖ちゃんって気付いて連れてきちゃった。」
愛「ファンの方に怒られちゃいます…。」
涼「大丈夫!心配すんな。」
そう言って頭を撫でてくれた。
愛「///」
涼「ふっ。顔、真っ赤!」
恥ずかしくて両手で頬を隠した。