第14章 ツアーラスト公演
─日曜日。
着替え、メイクを淡々と終え東京ドームへ向かった。
結局行く事にしたのだ。
采「あれ?愛湖ちゃん?」
愛「片桐さん…。」
采「JUMPコン、行かないんじゃなかったっけ?」
愛「えーっと…知り合いがチケットくれて…。」
采「へぇー!楽しみだね!」
愛「うん…。」
片桐さんはグッズを買うと言って行列の中へ消えて行った。
やがて開場となり、席を探す。
JUMPの皆が取ってくれた見やすい席。
開演が近付くにつれて、JUMPコールは大きくなる。
それと同時に私も緊張する。
今、この同じ場所に、涼介がいるんだ。