第10章 メンバーの気持ち*宏太side*
このままだと俺は愛湖に手を出してしまいそうだから、光・高木・いのちゃんを呼んだ。
山田からの電話で傷ついた愛湖が悲しそうで寂しそうで…。
皆を起こすといけないから、俺の部屋へ愛湖を連れて行った。
話を聞いてやろうと思った。
…でもダメだった。
薮「山田と重ねてもいいから…。」
と、俺は愛湖を抱いた。
結局手を出してしまったんだ。
愛湖は抵抗しなかった。
山田に悪い事も、愛湖が寂しさを埋めようと抵抗しなかった事もわかってる。
それでも俺は、愛湖を抱いた。
俺だったら絶対に泣かせたりしないのに…。
愛湖の体も表情も綺麗で柔かくて、これが自分のモノだったら…と何度も思った。