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恋の迷宮☆JUMParty

第9章 会えない時間




─ピリリリリッ


体がビクっとしたのがわかった。

相手は予測済み。

さすがにちゃんと話さなきゃ…。


光「山田じゃないの?早く出てやりな?俺、リビング行ってる。」


勇気を振り絞って通話ボタンを押した。


愛「もしもし…。」

涼『愛湖?! 何で電話出ないの?何かあったと思って俺…。』

愛「ごめん…。」

涼『昨日はごめんな?俺は会えないのに、今側にいるのがメンバーだって思うと…側にいてやれない自分が情けなくなって…。』


そうだったの…?

涼介の気持ちに気付きもしないで、薮くんとあんな事…。

終わってる。


愛「ごめんね、涼介。私…今、涼介に合わす顔がないんだ…。」

涼『どういう事…?』

愛「ごめん!また連絡します。」


電話を切った私の手は、異常なくらい震えていた。

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