• テキストサイズ

【黒バス:R18】解れゆくこころ

第79章 邂逅


「きゃ……涼太っ!?」

ぬるりとした舌が指の間を擽って、ぞくぞくと甘い痺れがつま先から上ってくる。

「んっあ……」

「みわはどこもかしこも気持ち良さそっスね」

だって、だって、本当に本当に気持ち良い。
……でも!

「ま、待って! 汚いからっ!」

「みわは汚くないって」

「わーわーわーわーだめ、そうじゃないの!」

「だーいじょうぶ」

だって、無理!
まだお風呂入ってない!
今やっと気づいたんだけれど!

「と、と、とにかく足は無理! だめです!」

雰囲気ぶち壊し、分かってるんだけど、だってだってもし臭ったら生きていけません!

「えー、なんスかそれー」

涼太はぶすっとしたまま、引き下がろうとはしない。
何か、何かないと。

「あの、あの、あれです、お風呂の中とかじゃないとだめです!」

「お風呂?」

「そう、お風呂!」

お風呂の中だって死ぬほど恥ずかしいけれど、でもちゃんと石鹸で洗えるし、衛生的には、いいよね?

「……マジで言ってんスか?」

「はい、マジです! 大真面目です!」

良かった、納得してくれた!
……んだけれど、涼太は驚いたように目を丸くしてから、満面の笑みをこぼした。

「みわがそんなに積極的になってくれるなんて嬉しいっスわ……楽しみにしとく」

……え?
楽しみに?
何を?

「涼太、それって……っ、あ……っ」

つま先を解放してくれたのはいいけれど、その唇は今度、脛を通って太腿へ上がっていく。

チロチロと舐められた刺激に腰を浮かせてしまっていると、辿り着いた先……ショーツ越しとはいえ、中心に熱い吐息をふきかけられて。

「ん、うぅ……」

触られてる訳じゃないのに。
どんどん濡れていってしまうのが、自分でもよくわかる。





/ 2455ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp