第1章 ダイヤのA 御幸一也
「わっ」
御幸「お前、俺のこと好きなんだろ?」
「そんなこと一言も言ってない!!」
ムキになってるが可愛くて、益々イジメたくなった
御幸「あんなにヤキモチやいてたくせに?」
「あれはちがっ・・・」
御幸「違うんだ?」
「・・・・・・・違わないケド・・・」
意外に素直だな
素直に返されると少し照れる
「一也こそ・・・私のこと好きなくせに」
の照れる顔をもっと見たくて俺も素直な気持ちを返す
御幸「好きだぜ」
「!!」
は耳まで真っ赤に染まっていく
それが凄く愛おしい
御幸「お前も・・・俺の事好きだろ?ちゃんと言葉で聞かせろよ」
「っ!!!・・・・・・・す・・・・・・好きだけど・・」
御幸「へ?ごめん聞こえなかったもう一回!」ニヤニヤ
「なっ!聞こえてたくせに!!」
御幸「悪い!!もう一回聞かせて」
への想いが溢れ出る
俺を好きだと言ってくれてる
そんな日がくるなんて思ってなかった
「だから好きだっ・・っ!!」
御幸「・・・・・」
「・・・・・」
俺はの言葉を遮ってキスをした
もそれに応えてくれる
こいつの恥ずかしがる顔がもっとみたい
御幸「・・・・俺の彼女になって」
「しょうがないから一也の彼女になってあげる」
意地っ張りなとこがらしい
御幸「本当可愛げねーな」
そう言うと、は恥ずかしそうに嬉しそうに笑った
そんな顔を誰にも見せたくなくて
持っていた傘で覆い隠し、またキスをした
今までの俺の想いを伝えるように
の想いが嘘じゃないんだと確認するように
俺は何度も何度もキスを落とす
ずっと好きだった
届く事のない想いだと思っていた
俺の知らなかったの想い
これからゆっくりと聞いてやろう
俺たちはずっと一緒にいられるんだから・・・・・
―END―