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相合い傘。

第1章 ダイヤのA 御幸一也


御幸「お前が好きだ」



一也の言葉はこの雨の中でもとても大きく響いた

私は、ギュッと閉じていた目を少しづつ開いた




「今・・・・何て・・・・?」




一也の言葉が信じられなくて

私の聞き間違いなんだと思った



御幸「、お前のことずっと好きだった」

「一也・・・・・」




2度目の好きはまぎれもなく私に向けたもの

一也は今

私に好きだと言ったんだ

ずっと好きだったって



「ウソ・・・・だって・・・・さっき幸子と・・・」

御幸「アレはお前のこと話してたんだろ」

「・・・キス・・・してたんじゃ・・・」

御幸「はぁ!?何でそうなんだよ!!そもそも、梅本さんはそんなことするような人じゃないってお前が一番わかってるだろ。・・・お前のこと凄く心配してたぞ」




私は自分の気持ちばかりに踊らされていた

一也の言う通り

幸子がそんなことするはずない

それは私が一番わかってたことなのに・・・・





「でも・・・・春乃とも会ってた」

御幸「はぁ・・・。それはたまたま夜グラウンドで会ったんだよ。吉川さん、沢村見てたら自分ももっと頑張らなきゃってボール磨いてくれてたんだよ」

「沢村君・・・?」




じゃあ春乃は・・・一也を見てたんじゃなくて沢村君を見てたの?

全部・・・・・私の勝手な勘違い




小湊亮「御幸やっと言ったね。待ちくたびれたよ」

御幸「亮さん・・・」

小湊亮「けど、次泣かせたら本当にもらうから」

御幸「もう泣かせません!」

「亮介先輩・・・」



先輩はいつも私の事を心配してくれてたんだ



小湊亮「の困ってる顔も好きだけど・・・やっぱり御幸といるときの顔が一番だね」

「・・・ありがとうございます。いつも私のこと心配してくれて、見ててくれて・・・」




私の言葉に笑顔で返し

先輩は寮の方へと戻っていった

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