第1章 ダイヤのA 御幸一也
一也と話さないまま、時間だけが過ぎていく
梅本「ねぇ、本当にこのままでいいの?」
「え?」
梅本「だって・・・好きなんでしょ?御幸君の事」
「!何でそれを・・・」
梅本「私、の友達だよ?何に悩んでるかくらいわかるよ」
「幸子・・・」
梅本「ダメダメ!そんなしょぼくれた顔してたら嫌われちゃうよ?」
「もう既に嫌われてるんじゃ・・・」
梅本「もう!!は笑ってる顔が一番可愛いんだから!!ほら笑って!!おにぎりでも握ってさ!御幸君のとこに持ってってあげなよ!」
「え、でも・・・」
梅本「大丈夫だって!絶対に喜んでくれるから!!」
「うん・・・そうだね・・・このままじゃダメだよね」
梅本「そうそう!そのいき!!」
幸子が居てくれて本当に良かった
一人じゃどうしようもない想いを、癒して和らげてくれた
それに幸子の言葉で、少し前向きになれた
このままじゃダメだ
春乃とのことをいつまでもウジウジ考えててもダメだ
一也にオメデトウ。良かったね。って
ちゃんと伝えてあげなきゃ
一也・・・おにぎり貰ってくれるかな?
小さい頃はよく一緒にご飯食べたな・・・・
ずっと・・・
ずっと一緒だった
一也・・・幸せになってね