第9章 バスケ部員との出会い
『二人とも、自己紹介ありがとう。
なんて、呼んだらいいかな?』
緑間「す、好きなように呼べばいいのだよ。」
紫原「オレも~。」
『じゃあ、真ちゃんと、あっくんって呼ぶね~。仲良くしてね。』
緑間「し、真ちゃんだと!?」
『駄目だった?』
緑間「か、構わないのだよ。」
桃井「ふふ。みどりんも、むっくんも、
可愛いいあだ名つけて貰えて良かったね。」
紫原「ねぇ。
そのお弁当は手作りなの~?」
『あ、うん。そうだよ。
自分で作ったんだぁ。
余り物の材料で作ったから、大したこと
ないんだけどね。』
赤司「そんな事ないさ。優希は、料理
が得意なんだ。何度か、食べさせて貰ったが、美味しかったよ。」
紫原「ふ~ん。そうなんだぁ~。
なんか、キミから、甘い匂いがするんだよ
ね~。」
『甘い?あ!もしかしたら、これかな?』
私は、お弁当袋からクッキーの入った
袋を出す。
『あっくん、良かったら食べる?』
紫原「うん、食べる~。」
『こっちが、チョコチップクッキーで、
こっちは、ココナッツの入ったクッキーね。』
紫原「む~。美味し~い。
これも、優希ちんの手作りなの~?」
『うん。そうだよ。昨日の夜に、作ったん
だ。喜んで貰えて良かった。良ければ、
皆なも食べない?』
青峰「食べていいのか。も~らいっ。
お、うめぇぞ~。さつきとは、ちげぇな。」
桃井「何かいった?大ちゃん。優希ちゃん、
私も貰うね。ホント、美味しい!良かったら、今度教えて欲しいなぁ。」
『うんっ!今度、お菓子一緒に作ろうね。
征くんと真ちゃんも、良かったらどうぞ?』
緑間「ありがとうなのだよ。」
赤司「いただくよ。ありがとう。」
『どういたしまして。』
?「すっごい楽しそうじゃん?
クッキー、俺にも、頂戴。
俺には、紹介してくれないわけ?赤司?」
私は、銀髪の男の子にクッキーを差し出す。
赤司「今日は、まだ、さぼってないんだな。
部活には、ちゃんと出るんだ。灰崎。」
灰崎「うるせぇよ。
優希ちゃんだっけ?俺は、灰崎祥吾。
クッキー、うまかった。じゃあ、またな。」
彼は、私の頭を乱雑に撫でて去って行った。