第8章 緊急会議!?
一時間目の授業が終わって、
さつきちゃんか、私の席へと走ってくる。
『さつきちゃん、ど、どしたの?息が切れる
ほど走って?』
桃井「ごめっ。ちょっと、こっちに来て。」
さつきちゃんに手を引っ張られて、廊下に
出て行く。
桃井「あのね、お昼休みに、私と一緒にバスケ部員と、ご飯食べない?
いや、食べて欲しいっ!」
『え?どうしたの?何かあったの?』
?「それには、俺が答えよう。」
『せ、征くんが?あ、バスケ部員!
何か知ってるの?』
赤司「あぁ。知ってるさ。桃井があるものを
落としていたんだ。そしたら、会いたいと騒いだ輩がいたんだ。」
『あるものって、もしかして!』
桃井「そうなの!昨日、撮ったプリクラを
見られちゃったの。あいつに!」
『あいつ?そんなに、見られたらまずい
人なの?』
赤司「あぁ。素行が良くないんだ。
優希には、近づいて欲しくないな。」
桃井「あいつ、女の子とっかえひっかえ。
遊ばれて、泣いた女の子は数知れず。
ケンカばっかりするし。彼の噂は、最悪だよ
~!」
『それで、バスケ部員とお昼ご飯って?』
赤司「優希を一人にしないためさ。団体で
いれば、あいつがお前に近づくチャンスは
ないだろ?遅かれ早かれ、一軍のメンバーは
紹介するつもりでいたしね。」
桃井「いい機会だと思うよ。それに、
知り合いが増えたほうが、転校してきたば
かりだし。いーと思うんだよね。」
『あ、うん。皆なと仲良くなれるといーな。』
そして、お昼休みがやってくる。
赤司「行こうか。優希。」
『うん。どこで、食べるの?』
私は、お弁当袋を持って、征くんについて行く。
赤司「食堂で、集まっている。お弁当も、食べて大丈夫だからね。」
食堂の端の方のテーブルに、カラフルな頭をした人達が集まっていた。
桃井「赤司くん、優希ちゃーん。
こっちだよ~。」
さつきちゃんが、手を振ってくれる。
私も、笑顔で手を振りかえす。
赤司「皆、待たせたな。彼女が、姫野優希だ。俺の幼なじみだ。転校してきたばかりだから、仲良くしてくれ。」
『姫野優希です。宜しくね。』
赤司「桃井や青峰は、優希と友達だからな。
2人以外で、自己紹介を頼む。じゃあ、緑間から。」
緑間「俺は、緑間真太郎なのだよ。」
紫原「オレは、紫原敦だよ~。」