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第7章 デート大作戦


私は、涼くんに話かけるタイミングが
つかめないまま、放課後をむかえていた。

なぜなら、彼はいつも女の子の集団に
囲まれていて、とても話かけれる
雰囲気ではない。

涼くんに、聞いてみたい事だって、
場所を選ばないと駄目だろうし。

どこでもって、ワケにいかず、
なかなか難しいな~。

仕方なく、今日は諦めて帰ることにした。


俺は、優希っちが、教室を出るのを
見かけていた。

デートに誘うのは、メールや電話でも
出来るけど。

初めてのデートの誘いは、直接、伝え
たいと思った。

周りにいる女の子達を上手くことわって、
俺は、優希っちを追いかけた。

学校から、だいぶ離れた道で、優希っちを
見つけた俺は、声をあげた。

黄瀬「優希っち~~!!待って!」

『あれ、涼くん?どうしたの?家こっち
方面なの?』

黄瀬「いや、家は、まぁこっちの方面っスよ。
だけど、優希っちに話たい事あって、
追いかけてきたんスよ。
明日って、予定あるっスか?」

『明日は、特に何もないよ~?』

黄瀬「じゃあ、明日は、俺とデートしないっスか?ダメ、かな?」

『うん、いいよ。
私でよければ、デートしてください♪』

黄瀬「やった!優希っちに、断られたら、
立ち直れないとこだったっスよ~。

じゃあ、俺、これから、モデルの仕事が
あるんで、行くっス。

また、終わったら、メールするっス~。
デートの約束、忘れちゃダメっスよ!」

そう言って彼は、手をブンブン振りながら、走り去っていった。

『うん、メール待ってるね。
お仕事、頑張って。行ってらっしゃい!』





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