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危険な年上カレシ
第9章 同僚
朝比奈さんは廊下の壁にもたれかかっていた。
わたしはむっとして、朝比奈を無視して歩き始めた。
すると、
「おっと、携帯忘れてるよ?」
いつの間にかポケットに入っていた携帯が取られていた。
「返してください。」
「僕のアドレス入れておいたから、呼ばれたらすぐ来てね。…ご奉仕期待してるから」
耳元で囁いた朝比奈さんはそのまま歩いて行ってしまった。
携帯を見ると朝比奈 圭吾(けいご)という名前がしっかりと登録されていた。
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