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危険な年上カレシ

第18章 約束


だけど、少し渋った顔をしていた。


「…親には言ってあるの?…」


沙耶ちゃんは控え目にわたしに聞いた。


親にはこのことは言わない。 そう決めてある。
わたしが家を出ても連絡ひとつしてくれない。全てを赤の他人であった玲夜さんに押し付けたのだ。
そんな人はもう親じゃないと思っている。


「言わない。もう親とは縁を切ろうと思ってるの。玲夜さんも賛成してるし。」


きっと、わたしが玉の輿になったら今までの態度をコロッと変えて寄ってくるに違いない。
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