第1章 再会。
荷物を軽くまとめ、車内から降りる。
それと同時に鳴り響く私のスマホ。メールが届いたらしい。
確認するとそれはあの幼馴染み、鉄朗から。
"駅着いたか?着いてるなら連絡くれ。迎えいってやるよ。(≡・x・≡)ニャー"
なんだこれ。ニャーて、ムリヤリ顔文字使ったな・・・
そんな文面に笑いをこぼしながらも返信。
"うん、着いたよ~えと・・・いま、改札口のところ、いるから。( `・ω・´)ノ ヨロシクー"
送信・・・っと。
するとまたケータイが鳴る。
"了解!( ̄- ̄)ゞ"
顔文字使うのになぜこんなに返信早いの・・・
そんなこと思ってたら。
『おー、久しぶりだな!明日香!』
相変わらずの寝癖は健全だね。
背も高くなって、声も低くなった幼馴染みとの再会。
私の青い春が動き始める・・・