第7章 思わぬ勧誘
「あの先輩達何話してんですか?
まだ帰らないんっすか?
体育館閉めたいんですけど!」
中々帰らない三人に痺れを切らした二口がやって来た。
「二口悪いな。ほら体育館閉めるって言ってるから帰るよ!」
茂庭は鎌先と笹谷に言うが二人は話に夢中で聞いていなかった。
「一体どんな話で盛り上がってんすか?」
二口は話に夢中な二人を見ながら呆れ加減
で茂庭に聞いた。
「まどか ちゃんの事。青根と帰ってんの見てさ身長差ありすぎるだろって話。」
「まどか の話でよく盛り上がれるな。」
二口はまた更に呆れた。
「そういえばまどか ちゃん追分監督にマネージャーやらないかって誘われたらしいよ?」
「はぁ!?マジですか!……まどか がねぇ…まっ、いいんじゃないんっすか?青根も嬉しいんじゃないですかね!」
茂庭に言い
「二人ともいい加減帰りませんか?
体育館閉めるので早く出てって下さい!」
二口は鎌先と笹谷の話に割って入り
三人にはそれぞれ帰っていった。
まどか がマネージャーかぁ…
騒がしくなりそうだな。
二口は一人帰りながらそんな事を考えてた割には少し嬉しそうにしていた。