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【進撃の巨人】私は蒼穹を舞う乙女だった

第1章 プロローグ




〈7月29日〉
馬に乗ってる。マントで空を飛んだ。
剣で人を斬る。

〈8月1日〉
大きい怪物が街に押しよせてきた。
私は空を飛びながら怪物を倒す。
追いかけられて捕まる。押しつぶされる。

〈8月9日〉
怪物に追いかけられる。剣で殺す。
仲間が死んだ。私も死にかける。

〈8月11日〉
肉を食べた。すごく美味しかった。
でっかい巨人みたいな奴が現れた。







彼は指差して笑った

確かに、人を斬るとか追いかけられるとか
夢占い好きの担任が見たら食いつくだろう
”最近何か悩んでることでもあるの?”
そう言うに違いない



「夢って記憶の整理って言うじゃん?
最近アクション映画か何かにはまってるの?」

いまだ笑い続ける彼


「笑いすぎ!そんな映画は見てないけどさ
昔からこんな感じの夢はよく見るんだよね」


「すごいねそれ
これよーく練れば小説書けるって!
怪物VS人間 勝つのはどっちだ!ってね

…ぷっ…やべぇ…ありきたり」


「一人でしゃべって一人で笑わないでよ」


ゆずきは半ば呆れ気味にそう吐き捨てると
再び 窓の外に目をやった


澄み通るような青空と白い雲
夏は空が高いとよく言うけれど

夢の中の空もキレイな青空で
私は高い高い空を飛び回っていたんだ




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