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【進撃の巨人】私は蒼穹を舞う乙女だった

第3章 壁の中の街


パッと腕が離れ私は解放された

恐る恐る後ろを振り返ると
リヴァイと目が合う

「…久しぶりのさんは
どうでした?」

自分でも何を言ってるんだろうと思った
けど私だって冷静を装ってはいるけど
かなりテンパってるんだ

リヴァイはいつもと同じ表情だった
「無駄な脂肪が多すぎだな」

「え!?」

突拍子も無い言葉に思わず大きな声が出た

「はもうちょっと
程よく筋肉があって引き締まった体だったが…」
意地悪くニヤッと笑う

「ひどい!リヴァイさんのバカ!
心配して損した!」

「ほぅ…心配してくれたのか」

「そりゃあ…!
さんの代わりじゃないけど…
少しでも寂しさが埋められるなら
いいと思って…!」

リヴァイさんは驚いた顔で私を見る

「まさかそこまで考えてるとはな」

「だって…リヴァイさんが
あんな声で名前を呼ぶから…」

リヴァイは空を見上げる

ほらまた…そんな寂しそうな顔する


「確かに、お前は似ている
ふとした表情がとくにな…

だが、あいつはもういないし
お前はの代わりには
なれねぇ」


「……じゃあ…なんで…
こんなこと…」


「…その服」


「え?」


「あいつも着ていた」


「この服…クリスタのじゃあ…?」


「らしいな。
借りたのかわからんが
着ていたのは覚えている

懐かしいな」


「…だからなおさら
私の姿とさんの姿が
重なっちゃったんですね」


「かもな」


静かな沈黙が流れる


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