• テキストサイズ

[HQ]あなたに向日葵を

第5章 again!ー及川sideー


「った…」




『っ…!?』




「お、及川さん…」




頬に少し掠ったせいか
血が流れた




「ち…違うの…」




女の子達の顔はみるみると青ざめた




「何が?」




「あ…えっと…」




「いい加減にしなよ、君」




「ご…ごめんなさい!」




女の子急いでその場から走り去った




「大丈夫?千春ちゃん」




『私なんかより
早く手当しないと…』




さっき逃げ出した女の子よりも
千春ちゃんの顔は青ざめていた




「大丈夫だよ、これくらい
それより、千春ちゃんの方が心配」




千春ちゃんは口の端を切ったのか
少し血が流れていた




「かわいそうに…
痛かっただろう?」




『大丈夫です!
そんなことより早く保健室に…』




相変わらず…君は自分の事より
俺のことを気にしてくれるんだね
/ 29ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp