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High Q!!!(ハイキュー短編小説)

第13章 瞼の裏の暗闇を星空に変えてくれたのは君だった。(縁下力)


辛い事から逃げ出す事は簡単だった。
ただ、逃げ出した後は逃げ出す前より辛くなった。
一日があんなにあっという間に過ぎていっていたのに今はどうだろう。


何をしても
何を見ても
何を聴いても


時間が進まない。






それからも目を逸らそうと瞼を閉じると、
瞼の裏には何も映らない。


ただの真っ暗闇なんだ。



「…………っ」




自分の弱さに嫌気が差す。


なんで、俺は今ここにいるんだっけ。


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