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High Q!!!(ハイキュー短編小説)

第21章 髪の毛を切りました。(ALLキャラショートストーリー)



Kei Tsukishima.

…………………………………………


「おつかれっしたー!!」

「あっぢぃー!!」

部活終わりの部室では今日の彼女の話で持ちきり。

「なぁなぁ今日のさ、いつもと何か違くなかった?!」

「あぁ?そうか……?」

「そうだよ!何が違うのかはよくわかんねーけど!何かいつもより良い感じっつーか!」

「確かにいつもより…可愛かったかも…」


馬鹿みたいに騒ぐ日向に難しい顔して考える王様、そんな話に乗る山口。


「ハァ…」

堪らずに僕は溜め息をついた。

ふと部室の窓に映る影。
部室の鍵を閉めに来た彼女だってすぐにわかった。


「ツッキーもそう思わない?」


キラキラした目で同意を求めてきた山口に溜め息を追加で一つ。

「いいから早く着替えなよ」

「あ、ごめんツッキー!」

いち早く着替え終わり、何時ものようにヘッドホンを首に掛ける。

「先出てる」

「月島もう着替えたのかよ!負けた!はぇー!!」

「む…!日向、お前には負けねー!」


変な事に剥きになって張り合う変態コンビを無視してドアに手を掛ける。
ガチャリとドアノブを回した所で三人に向かって言い放つ。


「髪」

「え?何ツッキー?」

「髪切ったんデショ」

「え?あー!?!」

「前髪と後、少し短くなってたから」

「すごいツッキー!よく気付いたね!」



山口も日向も答えがわかった子どもみたいにはしゃぎ始めた。
王様に限ってはまだ首をかしげてる。

よくわかったって?
そんなのは当たり前。













「そんなのいつも見てればわかるデショ」











「「「……!!!!!!/////」」」




言葉を失う3人を置いて外に出る。

外にいた彼女も3人とおんなじ顔して口をパクパクさせて僕を見ていた。


「つつつ、月島くん…?///」

「当たりデショ?」



彼女の変化に気付くのは僕だけでいいんだよ。







NEXT➡Daichi Sawamura.











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