第5章 罰ゲーム執行~もはや手遅れ~
将ちゃん「大丈夫だ。安心しろ。」
将ちゃんだった。
える「うぅ…将ちゃぁん…。」
将ちゃんは被っていたカツラを取った。
将ちゃん『皆のもの!静まれ!』
将ちゃんの一声によって
カオスと化していた店内が一気に静かになった。
将ちゃん「庶民のアルバイト。非常に愉快なものであった。次は客として、ここに来ても良いか?」
える「…はい!ぜひ!来て下さい!」
将ちゃん「うむ。では、これにて失礼する。帰るぞ皆のもの!」
真撰組「はいっ!」
える「あ!ちょっとお待ちください!」
将ちゃん「ん?何だ?」
える「お召し物をお忘れです。」
私は将ちゃんにさきほど投げたパンツを差し出した。
将ちゃん「うむ。普段はもっさりブリーフだが…こうしてノーパンというのも時として悪くない。それはお主にさずけよう。」
える「は?」
そうして将ちゃんは満足気に帰って行った。
ノーパン激ミニスカネコ耳メイド服のままで。
そして私の手元には股間部が湿ったブリーフ。
店内は戦争があった後のように荒れていた。
気がつくと万事屋の方々もいなくなっていた。
長谷川「あのー、よかったら給料いただけませんか?」
える「うっせぇ!!マダオ!!!てめぇにはコレくれてやるよ!!!」
そういって私はマダオにブリーフを投げつけた。
そして、久々に泣いた。
長谷川「ま、まぁ…ほら、仕事なくなっちゃったらさ…俺ん所来いよ!ダンボールハウスだけどさ!」
マダオは私の頭を優しく撫でた。
える「…。」