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日常から非日常へ 【薄桜鬼】

第3章 実力披露


「隙ありすぎだよ♪」

「へっ…?」

ピタッ…

「ふむ、勝負あり!総司の勝ち!」

うわー…まじかよ…。

「今日は僕が勝ったけど、またやろうよ、君強いね、気に入っちゃった♪」

えらく上機嫌な沖田さん…。ってか、気に入られちゃった。

「あ、後さ。」

「はい?」

「君、女の子だよね?(ニコニコ)」


…………………。

「「「「えぇぇぇぇえ!?」」」」

みんながみんな信じられねぇようなもん見たかのような顔してる。失礼だな!!
あ、土方さんまでもがこっち見て驚いてる。やべ、写メりてぇ…じゃなくて!

「どうして分かったんですか!?みんな俺の事絶対男だと思ってそうなのに!」

自分で言ってて悲しくなってきた。
いや、正体バラさなかった俺も俺だけども。千鶴ちゃんがどうしようって顔してる。

「君は、身長も高いし、声もそこそこ低い。けど…。」

いきなり沖田さんが俺の腕を掴む。
こ、今度は何だ!

「手首、細すぎ。後、千鶴ちゃんに潤君って言われたとき気づいてなかったと思うけど君複雑そうな顔してたよ?だからなんとなーく、違和感だなぁって。」

…す、すげぇ…侮りがたし、沖田総司…!

「まぁ、一番の決定打は…。」

何を言い出すつもりだ…。

「今朝の無邪気そうな寝顔だけどね♪」


「…って、総司!お前潤の部屋行ってたのかよ!しかも勝手に!ずりぃぞ、オレも行けば良かった!」

ずるいって何がなの!?


「はぁ…。」


俺ほんと自信無くしてきた、いろんな意味で…。
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