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仕事は幽霊退治

第13章 はじまる


ほどなくして彼女達は散々何かを言って殴って帰って行った

僕は酸欠などで少し呼吸困難な状態だ

体中は熱く、どこも動かせない、声も出せない

視界はかなりぼやけている

このままじゃ危ない

生きると決めたのにこれか

『ハハハ......』

おかしいくらいに笑えるな

助けを呼びたくてもどうすればいいか?

体育館は部活の最中だし

体は動かない

手は少しだけ......携帯電話

何かないかを思いポケットを探った

携帯には皆の電話番号があった

しかし皆は部活の最中

携帯を持って部活に行ってるヤツなんかは居ないな

だけど、電話をしてみた

仁王君に






仁王側

幸「どうだった?」

一通り探し終えて部室で集合しておる

ジャ「赤也の言った通り、屋上には居なかった」

丸「おう」

真「中庭や裏庭も居なかった」

柳「体育館裏などに行ったが手掛かりなしだ」

柳生「ほかの部室も見てきましたがいませんでした」

切「先輩の靴は下駄箱にあったッス!」

全「「!!」」

仁「使われておらん教室を見たが、何処にもおらんようじゃ」

幸「じゃあ、一体何処に」

ブーブー

ロッカーの中で誰かの携帯が鳴っておる

切「俺んじゃないッス!」

丸「今日は携帯忘れたぜ」

ジャ「俺でもないぞ」

仁「......」

俺の携帯が鳴っておった

幸「誰からかな?」

携帯を見ると知らん番号からじゃった

それでも希望を持って出てみる

仁「誰じゃ?」

【......】

反応がない

悪戯電話か?

【......】

仁「お前さんは誰なんじゃ?」

【......】

全く返事がない

柳「仁王、何か音が聞こえないか?」

携帯をスピーカー状態にしてさらに音量を上げて聞いてみる

【ドン、ドン......】

微かに音がする

真「なんの音だ?」

柳生「何か重い物では打ち付けている感じですね」

【ドン、ドン......】

幸「バスケットボールか」

幸村のボソッと出した声に皆が反応した

丸「それだぜぃ!」

切「早く行こうッス!」

俺達は通話をそのままの状態にして体育館に向かった

体育館に着くなり周りを見渡す

バスケの大半は外周に行っており

バレーは早めに終わったのだ

そんな中、1年らしき男がバスケットボールをついておった

その先には
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