イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第26章 狂った果実~ユーリorゼノ編~
「っ、っ、やっ、
ゼノさまっ、
っ」
ゼノは、
ふっ、と品よく口許を緩めた。
『そんなに気持ちいいなら
もっとしてやろう』
「え?
あっ、んんんっ!」
ゼノは、
指先で両乳首を摘まむと、
くりくりと、優しく洗った。
「ああっ、
だめっゼノ様、だめーーっ……」
(ゼノ様の手、きもちいっ///
もう、声、我慢出来ないっ///)
ゼノの腕の中で、
くねくねといやらしく腰をくねらせるユーリ。
『何が駄目なのだ?
洗ってやっているだけだが』
「んっ…ゼノ様、そんなっ」
(ゼノ様、わざと……? /// )
戸惑いの眼差しで見上げると
『冗談だ。
虐めすぎたな。
おまえが可愛いので、つい、な。
悪かった。
気持ちよくなっていい。』
いつの間にかゼノは
その端整な口許を、妖しく緩め
熱を帯びた眼差しでユーリを見詰めていた。
“そういうつもりなのだ”と察したユーリは
ゼノのあまりの美しさに、
ぞくり、とする。
許しを得た身体は、もう止まらない。
「んああっ、あはん、ああっ」
快楽を欲しいだけ貪り、
ユーリのあられもない声が
広い浴室に木霊する。
ゼノは、
痛々しい程に勃起した胸の突起を
石鹸の泡の付いたぬるぬるの手で
なんども、なんども
執拗に摘んだ。